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近江の麻とちぢみ

近江の麻とちぢみ

近江の麻は苧麻(ラミー)がメイン

「麻」といっても、実際にはさまざまな種類の麻があり、それぞれの産地や特色も異なります。

苧麻(ラミー)

伝統的に日本で作られてきた麻織物は、現在ではほとんど苧麻(ラミー)から生まれます。シャリ感がありますので、夏には最適な素材です。

亜麻(リネン)

主にヨーロッパで使われる麻で、ラミーに比べるとソフトな肌ざわりのため、オールシーズン使うこともできます。汚れが落ちやすいので、テーブルリネン等にも使われます。フランス・ノルマンディー地方やベルギー・オランダなどフランドル地方で世界の80%が栽培されています。

リネン麻については、専門サイト「リネンの極意」をご覧ください

リネンの極意
眠りのプロショップSawadaの店主、沢田昌宏がリネンに出会い、アイリッシュリネンのスピリットを受け継ぐハードマンズ社のリネンに出会って、リネンのフラックス農場から紡績工場、製織工場を訪ね、オリジナル生地を作り出すなどの諸々の取り組みを紹介します。

大麻(ヘンプ)

元々は日本でも主流に栽培されていましたが、麻薬の原料となるため日本では使われなくなりました。現在では麻薬成分を極小にした大麻が中国東北部中心に栽培され、サスティナブル素材として注目を集めています。

リネン麻とラミー麻とヘンプ麻 3つの麻
麻には多くの種類がありますが、衣料や寝具などにつかわれるのは主に3種類です。ラミー(苧麻) 日本古来から使われてきた麻ラミーは日本古来から使われてきた麻です。リネン(亜麻)は主にヨーロッパ中心に栽培されていて、ラミーに比べると柔らかい触感です。ヘンプ(大麻)はリネンに近い触感で、生育時に環境へ負荷を与えることが少ない素...

近江ちぢみの産地

近江ちぢみは滋賀県の湖東地方で作られている麻織物で、古くから近江上布として知られており、独特のしぼ加工をすることで有名です。湖東地方は鈴鹿山脈と琵琶湖に囲まれた土地柄で麻織物に適した条件が揃った場所だったこともあり地場産業となりました。

近江ちぢみの特徴

麻特有のシャリ感と手もみによるシボが特徴。近江ちぢみはシボ加工を加えることで、肌との接触面を減らし、べとつき感を軽減させます。通気性がよく、爽やかな清涼感があるので蒸し暑い日本の夏に適した素材です。

近江ちぢみは苧麻(ラミー)

日本の伝統的な麻は苧麻と大麻ですが、現在では苧麻(ラミー)が近江ちぢみの生地の原料として使われています。

手もみの工程

生地を手もみしてシボをつけていきます。現在は、主に機械によって行なわれていますが、特別な生地は手もみで行なわれます。

生地

独特のシボ加工が施された近江ちぢみの生地。触ると爽やかな涼感を感じれます。

製品

近江ちぢみで作られた掛ふとん、敷パッド、枕、座布団など、夏向けに特化した商品が作られています。